湖の上で暮らす人たち?
この日は、午前中にベンメリア遺跡を訪れた後、午後にトンレサップ湖へ足を運びましたが、このスケジュールはハード。
この2つの場所はそれぞれ一日ずつにしたほうが、時間がたっぷりとれるので、分けたほうがいいですね。
トンレサップ湖-自然の不思議
トンレサップ湖は、東南アジア最大の湖です。 ラオス編でお話ししたメコン川(こちら #11 Laos🇱🇦メコン川の向こう側 #1)にもつながってます。
クメール語🇰🇭
🇰🇭tonle = 川🇯🇵
🇰🇭sap = 淡水湖🇯🇵
乾季と雨季で大きさが変わるこの湖。乾季の時で琵琶湖の4倍。雨季だと乾季の3倍ほどの大きさになります。こんな感じで、季節によって水深が変わるため、水上村の家々は高床式で建てられています。湖と周辺の生態系は多様な生物たちにとって重要な場所であり、一部はユネスコの生物圏保護区としてラムサール条約に登録されています。
誰が生活してるの?
トンレサップ湖に住む人々は、クメール人(カンボジア人)だけでなく、ベトナム人などさまざまな人々が住んでいます。ですが、彼らはみんな無国籍です。戦争から逃れてきたり、自然の脅威で家を失った人たちなど、様々な理由からここに住むことになったんです。
でも、この村には学校、病院、お店、お寺もあり、みんなボートを使って生活しています。
いざ、湖の生活区域へ!
小さいボートに乗り込み、村があるほうへ向かいます。
メコン川と同様、やっぱり茶色い。


こんな感じで住民とすれ違うことも。

Gendarmerieって?

写真に写る建物は、憲兵隊の建物で、ざっくりいうと警察と同様の存在です。
興味深いことに、実は、”gendarmarie”はフランス語であり、カンボジアがフランスの植民地であった歴史が関連しています。
カンボジアの歴史
1953年にフランスから独立するんですが、それから国のトップがコロコロ変わり、内戦時代に突入します。1990年にやっと戦いが終わりました。結構、最近なんです。だからなのか、私の親や祖父母世代の人たちは、カンボジアに行くって言ったら、「危ない!」「危険!」「やめなさい!」て言うんですよね。
カンボジアの内戦・紛争の時代を知ってるからなんでしょう。
復興の時代しか知らない私からすれば、他の国と同様、田舎の途上国くらいにしか思ってなかったです。
世代によって、その国の印象が変わるのって、非常に興味深いテーマです!
クメール文化の伝統的な建物の高床式Ver

水上生活のようす
初めは、gendarmarieとか、伝統的な立派な高床式の建物があって、もう少し進むと、突然、居住圏になります。



本当に、水の上で生活してる!!!!!
これが、初めに出た感想でした。



人々もボートで移動してます。


こんな感じで、突如現れる陸地もあります。
階段の途中から水の中なので、水位が変わることを実感しました。

木陰で休む人たち
途中、珍しい光景を目にしました。
こちら。


井戸端会議みたいな感じでしょうか。笑
昼寝してる人もいれば、おしゃべりを楽しむ人もいます。
私たちもこの木陰で少し休憩。
船長さんも昼寝します。笑

この休憩所には、なぜかワニがいました。


その後、森を抜けて、さらに湖の中心部へ




何にもない。海かな?って思うほど広い湖、トンレサップ湖。

途上国あるあるの観光バスに売りに来る露天商的なやつも、ここではもちろんボート。
おもしろい!
そして、ここで気をつけないといけないのは、食べ物は絶対買わないこと。
余裕で賞味期限が切れてたりします。(消費期限かな?笑)

トンレサップ湖ツアー
こんな感じで、トンレサップ湖ツアーは終了。
約3時間も湖の上にいましたが、それだけでも特別な環境を味わいました。だからこそ、この地域の人々の「生きるんだ!」っていう強い意欲に感動しました。
ネガティブな理由から水上での生活を選択することになったとはいえ、学校や病院、レストランまで作られていて、生き抜く力を目の当たりにしました。
このトンレサップ湖ツアーは前評判、めっちゃ悪かったんですが、他の途上国と同じ感じだと思いました。
普通にぼったくりの金額を言ってくるし、サボろうとするし笑
あるあるですね。
でも、ちゃんと言えば、普通の金額になるし、日本のお菓子をあげれば、優しくしてくれるし、通常通り、気をつけてれば大丈夫だと思います!

カンボジア旅も残るは夕日だけ!
次回は、現地の人が教えてくれた夕日スポットについてお話しします。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
良い一日になりますように。