今日は、古都シギリヤにあるシギリヤロックに登ったお話です!
(2019年1月)

シギリヤまでの移動の詳細は、前の記事を読んでみてください☺️

夕方に古都シギリヤに到着!世界遺産シギリヤってどこ?

「シギリヤ」という名前は場所の名前で、日本人の皆さんにわかりやすく説明するとしたら、、、「平安京」「平城京」みたいな感じが一番わかりやすいかな?

この場所には、日本語で「獅子山」と呼ばれる「シギリヤロック」があります。
そして、”Ancient City of Sigiriya”として、1982年に世界遺産に登録されています。

で、古都シギリヤにはどんな歴史があったのか。

シギリヤの歴史

5世紀ごろの話で、簡単に言うと兄弟喧嘩ですね。
スリランカには昔、シンハラ王朝があって、まず、長男が父である王から王権を奪うんですね。しかし、この長男の母親は平民で、弟くんの母親は王族出身だったんです。そこで、お兄ちゃんは弟くんに王権を奪われるかも!?と不安になり、アヌラーダプラという街からこのシギリヤに都を移しました。
そして、めっちゃ大きい岩の上に王宮を建てました。その岩が、シギリヤロックです。

シギリヤロック

シギリヤロック

この岩は、ほぼ90度に立っています。今は工事現場の簡易な階段があるので登れますが、昔はそう簡単に登れへんかったんやろなあと思います。
というか、なんでここだけ、こんな岩があるんやろと疑問に思います。

シギリヤロック
土嚢を運ぶスリランカ人たち

上り始めはこんな感じで階段があります。
ですが、中腹にくると急にこんな感じに。

シギリヤロック

動物の爪みたいな石像がいい味だしてます。
この時、修繕作業が行われていましたが、重機など持って上がれないので、もちろん人の手で作業が行われていました。
なので、階段のところで土嚢を運んでいる人を見かけたんですね。この遺跡は、全て人の手で運んで、人の手で修復しないといけません。

シギリヤロック

いざ、王宮があった頂上へ!

シギリヤにあるシギリヤロックの中腹
シギリヤロックの中腹

この中腹までもまあまあの運動量でしたが、ここからも思ってたよりハードでした。

シギリヤのシギリヤロックの階段

階段の先が見えない!!!!!めっちゃ怖かったです!
しかも、断崖絶壁のとこに階段が設置されているので、さらにスリル度が高まります。

幅も狭いですし、さらに中腹から頂上まで休憩ポイントがないので、しっかり中腹で休憩をとってから登ることをお勧めします。

そして、登りきると王宮の跡が見えてきました。

古都シギリヤ

青空と赤土のコントラストが美しい!!
自分が苦労して登った場所に、昔は王宮があったんだと思うと、お兄ちゃんはどれだけ弟が怖かったんだと考えてしまいます。

シギリヤを見下ろす王朝
シギリヤロックの頂上

シギリヤロックから見下ろすシギリヤの景色

シギリヤの猿

頂上で意外な動物に出会いました。
猿です。結構いました。でも、人間のものを奪ったりせず、おとなしめの猿でした🐒

シギリヤのさる

そして、この頂上から見下ろしたシギリヤの景色はこちら!

ほぼジャングル!!
このシギリヤロックは高さ200mほどあります。
写真を見てわかっていただけると思いますが、本当に何もないでしょ?
お兄ちゃんもこの景色を見ていたんだろうなと思うと不思議な感覚になります。

ふと反対側を見ると、一つの山が見えます。

シギリヤの山、Pidurangala
Pidurangala

このシギリヤロックと隣の山ピドゥランガラだけが高く、あとはジャングルがどこまでも続く景色。
こんな景色、今まで見たことがなかったから、とても心が動かされました。

シギリヤロックを降りると、下は探検したくなるような複雑な作りになっています。

少しメインの道を外れると怪しい階段が現れたり。
野良犬が住み着いていたり、人がいたり、、、

シギリヤロック

人気がまったくない場所で急に現れたこの人。ちょっと驚いてしまいましたが、なぜか、「ここで俺の写真を撮れ」と言われ、普通ね、こういう時は「写真を撮ってあげるからチップをちょうだい」が一般的な流れだと思っていたんですが、彼は違いました。笑

おそらく、あの岩の上の文字が何か歴史的な意味があるんだと思うんです。

ですが、彼のキャラクターの方がインパクト強すぎて、かっこいい写真になりました。

シギリヤロックのチケット

シギリヤの公式HP https://sigiriyafortress.com/sigiriya-opening-hours-sigiriya-ticket-prices/

実際に行って驚いたことは、スリランカ人用のチケットと海外旅行客用のチケットの値段が全然違う!!!!!!
私たち、海外旅行客の入場料は$30(アメリカドル)。
スリランカ人の入場料は、Rs.100(スリランカルピー)。
100スリランカルピーを日本円にすると、、、43円。

驚いたけど、こういうシステムは良いアイデアだなと思いました!

そして、チケットの列を待っていると日本語が視界に入ってきました。

シギリヤ博物館

カンボジアでもラオスでもそうでしたが、発展途上国の遺跡や歴史的建造物に行くと、こういった「この建物は〜、日本国民の〜」の案内を見ることが多々あります。ちょっとだけ誇らしくなるのは、私だけでしょうか?☺️

日本人バックパッカーの先輩の教え

昔、日本人のバックパッカーの先輩に教えてもらったことがあります。

それは、「私たちが、いろんな国に旅に出かけ、現地の人に優しくしてもらえるのは、先に歩いてくれた日本人の先輩たちの行いが良かったからなんだよ。」と。
「だから、僕たちも後輩たちのためになるような行いをして旅を続けよう。」

この話は、すごく理解できるし、旅をしていてめちゃくちゃ実感できます。

例えば、どこかの町で道に迷っていたら、「日本人ですか?僕も昔、道に迷っていたら、日本人に助けてもらったから、そのお礼に君を助けるよ。」と、”昔、日本人に助けてもらった”のフレーズをよく聞きます!

お会いしたことない日本の方の優しさが、巡り巡って、こんな素敵な形で返ってくるんだと思いました。

なので私は、行く道(先輩)・来た道(後輩)を意識しながら、旅をするようにしています。

このエピソード、大好きなんですよね。
記事を書きながら、心がほっこりしてきました。

今日はここまでにします☺️

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
皆様にとって優しさが溢れる良い一日になりますように。

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