⚠️今日はちょっと暗めのテーマです。

テロの恐怖に包まれたパリ市内in 2016

以前の記事でもお話ししましたが、私がこのヨーロッパ旅をしている間、ヨーロッパ各地でテロが起きていました。世界情勢も不安定でテロの恐怖に襲われていた頃でした。

実はこの2016年の前年2015年の11月に「パリ同時多発テロ事件」が起きたのはご存知でしょうか。
死者130名、負傷者300名以上にものぼる大きなテロです。
犯人は移民・難民でした。
これがきっかけで、フランスでは2年近く非常事態宣言が出されていました。

私が訪れた2016年夏も、パリ市内には迷彩服を来た(おそらくフランス軍)人が3人1組になって、それぞれマシンガン(めちゃくちゃ大きかったです)を持って歩いていました。そして、警察も3人1組で街中をうろうろ。
NYの「ワンブロックごとにスタバ」という表現みたいに、視界には常に軍隊か警察が必ずいました。
正直、彼らが放つプレッシャーが怖かった。
「テロは起こさない」っていうプレッシャーって、「テロが起きる」可能性があるからじゃないですか。
ということは、その辺にテロリストがいるかもしれない、、、

日本では絶対味わえないプレッシャーが町中からひしひしと伝わって、あまり自由に歩けなかった思い出があります。

パリは怖い街?自由の街?

なので、パリに5日間ほど滞在しましたが、夜は出歩かずに宿で旅人たちと語らう日々。
ある旅人は「軍隊が持ってるマシンガンの中はどうせゴム弾だから、怖くないよ〜」と言う。別の旅人は、「今のパリはおかしい。もっと自由の街なのに。」「The grobal situation (世界情勢)is bad now.」と嘆いたり。
見方によっては、今の世界情勢がネガティブに感じたり、まあ良くはないけど悪くもないよねという意見もあったりで、私は「不思議だな〜」と静かにみんなの意見を聞いていました。

ある夜、一人のイギリスの男の子が帰ってこなくて、みんなで心配していたら、どうやら、酔っ払って道端で寝てしまって、携帯も財布も全てスられたらしい。しかも、頭に包帯巻いて帰ってくるほどの大怪我。しかし、本人は笑いながら朝食を食べて、「これから、イギリス大使館に行ってくるよ〜」とのんびりしたご様子。笑

マシンガンを持った軍隊にびびっていた自分が恥ずかしくなった瞬間でした。

今思い返すと、夜な夜なみんなで語りながら寝落ちした日々が懐かしいです☺️

海外で宗教と政治の話は避けるべきは本当?

「海外では宗教と政治、世界情勢については話をしないほうがいい」と言われませんか? 私もいろんな人に言われました。

ですが、皆さんはどう思いますか?

海外に出たての頃は、この心得を守って、誰とも宗教と政治の話をしませんでした。

しかし、旅先で出会った人と話していると、そういう話になるんですよ。多文化の人たちが一斉に集まって意見を交換できるのがバックパッカー宿の醍醐味!
しかも、そういう話をした方が仲が深まってる気がする。
もちろん、ある程度の配慮は必要です。
相手を否定しない。敬意を持って、相手の話を聞く。「多文化の共生」などなど。
相手の価値観を知りたいだけなので、傷つけるような発言は絶対しない配慮はあります。

無闇やたらとこのテーマについて尋ね回るのは御法度だと思いますが、”絶対に聞いたらダメ!”というのは、もう時代に合っていないのかもと思った次第です。
しかも、だいたい向こうから、「私は〇〇教なんだけど」っていう前置きから始まるから、もう避けられない。笑
 
これはあくまでも私の意見なので、独り言だと思ってください〜

シャンゼリゼ通りの現実

どうして、今日はこんな重めのテーマ「世界情勢」のお話をしているかというと、、、

最も美しい通りと言われる”シャンゼリゼ通り”で、ある光景を見たからなんです。

先に写真を見てもらいましょう。こちらです。

シャンゼリゼ通りの物乞い
シャンゼリゼ通り

これは、ジ⚪︎シー(実は、日本では放送禁止用語になっているそうです。)が通りで倒れ込んで、お金を求めている姿です。

ここが、”あの”オ〜シャンゼリゼ〜通りですよ!?

今までいろんな国で物乞いやホームレスを見てきましたが、みんなちゃんと道路に座って、紙コップを持っていました。

この光景にはだいぶショックを受けました。

しかも、誰も、「大丈夫ですか」と声をかけない!そして、誰もお金を入れない!

恐ろしかったです。

シャンゼリゼ通り
シャンゼリゼ通り

今日はテーマが少し重めになってしまいました。でも、この2016年のフランス旅の話をするには欠かせない内容だったので、「明るく、楽しく」がテーマのブログですが、当時の世界情勢について書きました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今日も皆様にとって良い一日になりますように!