パリの魅力あふれる美術館巡り

今日はパリで巡った美術館のお話をしたいと思います!まずは、ルーブル美術館!
他にも、いろんなサイトでパリの美術館を紹介してると思いますが、
大体10個〜15個。多すぎですよね。1週間の旅行でも時間が足りません。

そこで、私は見たい作品から訪れる美術館を絞りました。
ルーブルのモナリザ、オルセーのゴッホオランジュリーのモネの作品に決め、順番に行くことに。
もしかしたら、今日はルーブル美術館だけで胸いっぱいになるかもしれません笑

紅茶でもコーヒーでも飲みながら、ルーブルに訪れた気分で楽しんで読んでください☺️

ルーブル美術館

ルーブル美術館は、もともとフランス国王の宮殿で、世界で一番古い美術館の一つだそうです。
公式HP:https://www.louvre.fr/

ルーブルといえば、この三角のガラスピラミッドが特徴的ですね。
しかも、大阪の国立国際美術館にちょっと似ている。
国立国際と同様、まずは地下に潜ります。

そして、ガラスのピラミッドの下から見た地上の景色はこんな感じ。

この地下にはフードコートやお土産やさんもあります。
マクドもスタバも、アップルストアまであります!!

たくさんのお店を横目に、美術館の入り口に進むと、、、
なんと音声ガイドが、あの任天堂3DSでした!

しかも、生産終了した今(2023年)もなお、3DSの音声ガイドが使われているそうです!!

展示面積は、約6万600平方メートル。東京ドームの約1.5倍の広さ。
展示室は全部で403室!?ひい!!!
廊下は総計で14.5km!?階段は10000段もあるそうです。
そして、所蔵品が約38万点。そのうち常時展示品が2~3万点。

噂では全部の作品、展示室を周るのに1週間はかかる言われています。

なので、あらかじめ、見たい作品を目星つけて行ったほうがいいと思います。
そして、時間に余裕を持っていきましょう。
館内の移動にめっちゃ時間がかかります。途中で休憩も挟んだほうがいいでしょう。

ルーブル美術館 人気作品『サモトラケのニケ』

では、早速作品紹介に!
私はまず、『サモトラケのニケ』が見たかったので、入ったらまっすぐ他の作品に見向きもせずに向かいました。
(それでも遠かったーーーー)

『サモトラケのニケ』の「ニケ」とは女神ニケ(Nike)を表現したもので、1863年にエーゲ海で発見されました。頭と両腕がないので、女神様のお顔を拝見することはできません。。。(表情見たかったー)
しかも、もっとバラバラだったそうで、フランスによって発見・復元されました。
羽のひだの部分がギリシア彫刻の傑作と呼ばれています。

女神ニケとNike

もしかしたら、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、女神ニケを英語で書くと、
”Nike”
そうなんです。あのスポーツメーカーナイキの由来はこのギリシャ神話の女神「ニケ」からきています!勝利の女神なので、ピッタリですね!

ルーブル美術館きたらこれは見よう『ミロのビーナス』

ミロのビーナス

モデルの人は、ギリシア神話の女神アプロディーテーだと考えられています。

エーゲ海のミロス島で発見されたから「ミロ」だとか。

そして、なんと、このミロのビーナス、1度だけ展示のために海を渡ったことがあるんですね。どこだと思います?まさかの日本なんです!!
1964年に東京都・国立西洋美術館と京都市美術館で特別展示として来てたんです!
その展示会に行かれた方、いらっしゃいますか?
ぜひ、当時のお話をお聞かせくださいー!
めっちゃ気になる!!

403室もある展示室

たくさんある展示室は大きな天井窓がある自然光を取り入れた部屋など、さまざまなタイプの部屋がありました。

この部屋は小窓から光が差し込むタイプの部屋です。よって、少し暗かった。
でも、装飾がすごいから、どこに目をやればいいのか困ります。
この部屋の天井はこんな感じ。

すごいでしょ?
もしルーブル美術館に行く予定がある方は、1日では足りないので、2日以上スケジュールに余裕を持って行ったほうが思う存分に楽しめますよ!

この時点で1時間以上経っていました。
急いで、モナリザが展示されている部屋へ。

モナリザが展示されている部屋 展示室711

モナリザ

モナリザあったー!
しかし、あまりにも人が多すぎたので、他の作品を見ながら待つことに。
ふと、振り返ってみると、、、

カナの婚礼

めっちゃ大きい作品が目の前に!
実はこの作品、ルーブル美術館でも最大級の大きさの作品だそうです。
高さ6.7m、幅約10m。
作品名は『カナの婚礼』。
解説していきましょう。

この作品はイタリアルネサンス期に描かれたもので、新約聖書の中のガリラヤ(現在のイスラエルとヨルダンの一部の地域)の街カナでの結婚披露宴で起きた奇跡の様子です。
真ん中にいるのが、イエス・キリスト。この婚礼で起きた不思議な出来事は、キリストが公衆の前で行った最初の奇跡として知られているそうです。

その奇跡とは、水をぶどう酒に変えたんですって!
まあ、そんな簡単な話じゃなくて、もっと深いんですが、、、
ご興味のある方は調べてみてください!

そして、いよいよ、モナリザとご対面!

『モナ・リザ』

徐々に近づいていきます。

列があるのかなと思ったけど、さすがフランス。列なんてあってないようなもんです。グイグイ行かないとどんどん作品から遠くなります。

『モナ・リザ』は、イタリアのレオナルド・ダ・ヴィンチが描いた油絵です。

ダヴィンチコードっていう作品、ご存知ですか?

実は、この作品の影響でモナリザを直接みたいと思ったんですよね。

長いけど、アートミステリーとして最高の作品なので、気になる方は読んでみてください☺️

ダヴィンチが有名なのか、モナリザのほうが有名なのか、今やもうわからなくなっていますが、この作品は数奇な運命を辿ってきたんですよ。

盗難・行方不明・破損

1911年に盗難。色々あって、イタリアで発見。犯人は、ダヴィンチはイタリア人だから、モナリザはイタリアで展示されるベきだ!と主張。わからなくもない。実際、犯人はイタリアで裁判にかけられましたが、投獄6ヶ月だけでした。

1956年には観客から酸をかけられたり、石を投げられたり。(別の日ですよ)
しかもそれが原因で一部破損してしまい、それから防弾ガラスに入れられるようになりました。

その後も、たくさん被害に遭うモナリザ。

1974年 東京国立博物館で赤色のスプレーを吹きつけられたり、
2009年にはコップを投げつけられたり、
最近では、2022年にクリームを投げられてベトベトになったり。この2022年の事件は、SNSなどで動画がまわってましたね!

これだけ、いろんなことをされても、防弾ガラスのおかげで作品自体は汚されることはなかったんです。

でも、実際にルーブル美術館で『モナリザ』を見てみると、ガラスの反射でよく見えなかったり、作品に近づけないように柵があるので、なんとも言えない気持ちになりました。

モナリザ

ちょっと寂しそうにも見えるモナリザ。
近づいて作品を見ることができなかったので、展示って誰のため?なんのため?と思ってしまいました。

美術館ってこんなに体力いるっけ?

あっという間に3時間ほど経ってましたが、美術館ってこんなに疲れるもんやっけ?と思うほど、頭も体力も疲弊してました。
やっぱり、ルーブル美術館は面積が広いし、見たい作品たちが散らばっていて、その移動で体力が奪われてしまいました。
外に出て一言目は、疲れたーーーーーーでした。

ルーブル美術館の出口
ルーブル美術館の出口

今日はルーブル美術館のお話だけになりました。
ちょっと長めでしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!

良い一日になりますように!