この日の午前中は、アンコールワットアンコールトムの遺跡を見学をし、午後は、学校ボランティアへ行きます。

ボランティアの魅力

さてここで、私がボランティアに憧れる理由を説明しますと、
・その国に住む人々のリアルな生活を覗くことができる。
・普段できないような体験ができる。
・ボランティアに参加した人々が、みんな活き活きしてる。

この3点かな。
やっぱり、その国に住む人たちのリアルな生活を見てみたいんですよね。(見てどうするんだとよく言われますが)
例えば、ポケモンで全クリするタイプの人と図鑑を全部集めるタイプの人がいたら、私は後者の図鑑のポケモンを全部集めるタイプの人間なんです。
みなさんはどっちですか?笑

あと、ボランティアに参加した側の人が、みんな楽しかったって言って帰ってくるんですね。これが不思議で。

私にとって、この時が初めての海外ボランティアでした。新しい世界に飛び込む勇気と、笑顔で帰る秘訣を自分も経験してみたいと思い、参加してみました!

実際の学校

ホテルから学校までは、トゥクトゥクの送迎付きなので、安心してボランティアに集中できました。

そして、この時、ボランティアにどう参加したかというと、ベルトラという旅行サイトから申し込みました。

ベルトラ公式HP:https://www.veltra.com/jp/

このベルトラっていうサイトで、カンボジア ボランティア で検索したら、今回の孤児院ボランティアツアーがヒット。(でも、今はないみたい)
ネットでカンボジア ボランティア で検索したら、いろんな団体が短期から長期のボランティアを募集しているので、気になる方は検索してみてはいかがでしょうか。

カンボジア学校
校舎
カンボジア学校

ちょうど、教室を覗いた時は、韓国の教育学部の学生が夏休みを利用してここで先生のボランティアをしてました。 でも、彼ら以外に先生っぽい人はおらず。 学校に着いても、誰かが学校案内をしてくれるとか、校長先生ぽい人が出てきたりとか、全くなく。
しかも、写真を見るとわかる通り、小さい子から大きい子まで一緒に授業を受けています。
この学校はちゃんとマネジメントされているんだろうかと不安になります。

カンボジアの教育事情

内戦の犠牲者  

1990年代まで続いた内戦で犠牲になったのは、教師やお医者さんなどの知識人と呼ばれる人たちと男性。
なので、50歳以上のカンボジア男性はあまり街中では見かけませんでした。

圧倒的な教育環境の不足  

知識人の犠牲の影響もあり、教師の数が圧倒的に足りません。学びたい子供達はいても、教師がいないことには学校は成り立ちません。なので、多くの学校では午前と午後と2部生になっています。
そして、もう一つ大きな問題は、退学率の高さです。授業料は無料ですが、制服や靴下、鞄、ノート、筆記用具などは各家庭が用意しなければなりません。それらが払えない家は、家の農家を手伝ったほうがお金になるので、学校に行かせないという選択になってしまいます。 2015年の世界銀行が発表したデータによるとカンボジアの人口の10%が一日1.9ドル以下の収入だそうです。

収入がない → 学校に行かない
→ 収入が上がらない → 収入がない
→ 学校に行かない →・・・
この悪循環がカンボジアだけでなく、貧困地域に取り巻く問題だと思っています。

最年長の男の子がそういったことを英語で説明してくれました。

子供たちの将来の夢

彼は、独学でYoutubeから英語を学んで、私たちのようなボランティアに通訳してるらしい。
他に頼れる大人がいなかったので、その彼に持ってきた本や文房具、おもちゃを配っていいか聞くと、「いいよ!」と言ってくれたので配ることに。

一緒に本を読んだり、折り紙で紙飛行機を作ってみんなで飛ばしたりと、日本でもよく見かける光景がここで広がっていました。

学校カンボジア
お菓子食べながら授業を受ける子ども

将来、美容師になりたいんだーと言って、髪の毛を結ってくれた女の子。
持って行った恐竜の本を大事そうにギュッと抱いて離さなかった男の子。

編み込みしてくれた

彼らの夢が叶う明るい社会になってほしいなと思いました。

ボランティアってなんだろうと思った帰り道

結局、この学校で大人を見かけることはなく。トゥクトゥクのお兄ちゃんが帰り際に「こうして、子どもたちと遊ぶだけでいいんだ。それだけで子供たちのためになるんだ。ありがとう。」と言ってくれました。
遊んだだけでこんなに感謝されることなのかと嬉しい反面、ショックを受けました。

彼らはツアーのプログラムに組み込まれているから、定期的に外部から人が来ます。
しかし、世の中にはもっと助けを必要としている人たちがたくさんいて、しかも、彼らの存在に誰も気付いていないケースもまだまだあるんだろうなと。

彼らに会いに行くことが、彼らにとって支えになっている。

このテーマについて、自分の中で考えようと思った瞬間でした。

ツアーに参加して、子供達の将来の夢に寄り添ったり、一緒に遊んだりと、心温まる時間を過ごすことができました。
ありがとう!みんな!また来ます!

そして、ホテルに戻り、この日は早め就寝。
そういえば、朝4時から活動してましたね。お疲れです。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
皆さんにとっても、カンボジアの子供たちにとっても、良い一日になりますように。


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