今日は、スリランカ🇱🇰はキャンディにある佛歯寺へ行った時のお話です。
お釈迦さんの歯?佛歯寺!
日本語では、佛歯寺(ぶっしじ)。正式名は、ダラダー・マーリガーワ寺院(Dalada Maligava)。
ここは、お釈迦さまの犬歯がまつられていることで有名なお寺です。
キャンディの有名観光地の一つです。というか、これ以外に思い浮かばない!
日本にもある?お釈迦さまの歯が祀られているお寺!
実は、日本にも佛歯寺があるんです。
場所は、、、小豆島!
小豆島公式HP:https://shodoshima-magazine.com/spot/daikannon/
しかも、スリランカ政府から譲ってもらったらしい。。。
日本はここだけらしいので、ご興味のある方は行かれてみてはいかがでしょう!
佛歯寺(ダラダー・マーリガーワ寺院)
![](https://maikoka2.wordpress.com/wp-content/uploads/2024/10/2fc8b-img_1131.jpg?w=1024&h=768)
さて、そのお寺の様子はというと、、、
写真の真正面に見えているのが八角堂です。八角形がシンハラ建築の特徴だそう。
そして、お寺に入るときは、全員服装チェックを受けなければなりません。
短パン、ノースリーブ(肩が出てる服)はNG。
必ずスカーフなどで肌が見えないようにします。
(でも、イスラム教のモスクほど厳しくなかったです!デコルテはOKやけど、肩はダメっぽいし。)
さらに、最大の難関は靴。
佛歯寺の建物の中は、裸足です🦶もちろん、靴下も脱ぎます。
ここは土足厳禁の場所ですが、外を歩いてるくらい汚れます。なので、ウェットシートを持っていくか、ビーサンで行って、ビーサンごと宿のシャワーで洗うかのどっちかがいいと思います。
じゃないと、本当にめっちゃ汚れます。
日本人からしたら、土足厳禁なんやから汚れるわけないやんと思うと思いますが、ほんまにここ土足ですよね?ってくらい、お寺の見学が終わった後、自分の足の裏を見ると真っ黒です。
象牙がたくさんの本堂
![佛歯寺](https://maikoka2.wordpress.com/wp-content/uploads/2024/10/41b69-e38080.jpg?w=1024&h=768)
靴を預けて、この黄金のトンネルを抜けると本堂が現れます。
![佛歯寺の本堂](https://maikoka2.wordpress.com/wp-content/uploads/2024/10/502f6-p1181246.jpg?w=1024&h=768)
記憶が定かではないんですが、この本堂の真上がお釈迦さんの歯が祀られている祭壇だったと思います。
そして、そのお釈迦さんの歯が見られるのは、5:30,9:30,18:00の3回。
なので私は18時の回のために、1時間前から並びました。
![佛歯寺](https://maikoka2.wordpress.com/wp-content/uploads/2024/10/d88e5-img_0814.jpeg?w=768&h=1024)
前に並んでいたスリランカ人のご夫婦が話しかけてくださって、お供えのお花をわけてくれました。
後から知ったんですが、観光客はあまり、歯を見るための列には並ばないみたいです。。。
他宗教の人たちからすると、ちょっとアレなんですかね。
何も考えずに、佛歯寺!?お釈迦さんの歯が見れる!!!と思って並んだ自分が恥ずかしかった。笑
ガギミおばあちゃん(スリランカ人との出会い)
そして、しばらく待っていると、今度は私の後ろにいたスリランカ人のおばあちゃんが話しかけてくれました。
👵「Where are you from? Japan?」
私「Yes! I’m Japanese.」
その方は「ガギミ」さんというお名前で、私は終始、「ガギミばあちゃん」と呼んでいました☺️
さらに、めっちゃ流暢に英語を話すから、なんでそんな綺麗に英語が話せるの?勉強したの?と聞いたら、、、
👵「私が小さい頃は、まだイギリスの占領地だったから、国語が英語だったんだよ」と教えてくれました。
これは、私の勉強不足でした。
スリランカの植民地の歴史
実はスリランカは、昔、ポルトガル、オランダ、イギリスの植民地にされていました。
今でも当時の様子が残っていて、ゴール(Galle)という街はポルトガル。スリランカ北部のトリンコマリーという街はオランダ。現在の首都コロンボはイギリス。といった感じで、これらの街に行くと、それぞれの国の雰囲気が今でも残っていたりします。
イギリスの植民地は1815年から続き、1948年にイギリス連邦内の自治領として独立。完全に独立したのは1972年です。
1972年といえば、日本は沖縄が返還された年ですね。
スリランカ人の平均寿命は?
The world bankのホームページによると、スリランカの平均寿命は、女性80歳、男性73歳です。
よって、1972年までイギリス領だったことを踏まえると、現在60歳以上のスリランカ人は英語がペラペラということになりますね。
大変興味深い!!
話をお寺に戻して。。。
ガギミばあちゃんと佛歯寺ツアー!
流石に、お釈迦さまの歯は撮影できませんでした。さーーーーと歯が祀られている祭壇の前をほぼ通過と言ってもいいくらいのスピードで抜けました。
前の人に分けてもらったお花をお供えして、このスリランカ旅の感謝を込めて手を合わせてきました。
すると、ガギミばあちゃんが佛歯寺を案内してあげるよと言ってくれたのでお言葉に甘えて、おばあちゃんの後ろについて行くことに。
![佛歯寺](https://maikoka2.wordpress.com/wp-content/uploads/2024/10/88e53-img_0826.jpeg?w=768&h=1024)
このお寺で一番衝撃的だったのが、祭壇にある象の牙!
「何本あんねん!」とツッコミたくなりました。
![佛歯寺の象牙](https://maikoka2.wordpress.com/wp-content/uploads/2024/10/77056-img_0822.jpeg?w=768&h=1024)
もちろん、本堂にもたくさん象牙があって驚きました。
次の動画は音が大きいのでご注意ください!!
![佛歯寺](https://maikoka2.wordpress.com/wp-content/uploads/2024/10/40d15-42e54b53-b9a3-41c7-97cb-9dd2cb8e88b8_1_206_a.jpeg?w=576&h=1024)
決まった時間に太鼓を鳴らすみたいです。
ガギミばあちゃんは、毎日朝5:30と夕方18:00のお釈迦さんの歯がまつられてる扉が開くタイミングでお参りに来るのが日課だと言っていました。
佛歯寺で出会ったガギミばあちゃん
今も佛歯寺に行ったら、ガギミばあちゃんに会えるかな。。。
お元気ですか?
私がスリランカから帰った後、しばらくしてテロが起きてしまい、それからスリランカの情勢は悪くなっていると聞きました。
どうかご無事で!
もし、キャンディで佛歯寺に行く方は、ガギミばあちゃんを探してみてください!もし見つかったら、ご一報ください!
![](https://maikoka2.wordpress.com/wp-content/uploads/2024/10/67eba-d801462d-d55f-4eb7-a7f1-c6a214bea4e6_1_206_a.jpeg?w=576&h=1024)
そして、お寺内をじっくり案内してくれた最後は、「ご先祖様に〜」と言って日本でもお寺でよく見かける蝋燭がたくさんある場所に連れてきてもらいました。
![](https://maikoka2.wordpress.com/wp-content/uploads/2024/10/fff45-p1181250.jpg?w=1024&h=768)
ロウソクの火ってこんなに綺麗だったんだと、この時初めて感じました。佛歯寺でガギミばあちゃんに出会ったのも何かのご縁ですね。
出会わせていただき、ありがとうございました。
素敵な時間を過ごすことができました🙏
![](http://maikoka2.wordpress.com/wp-content/uploads/2023/12/b02a0-p1181249-768x1024-1.jpg)
今日はガギミばあちゃんの写真で締めくくろうと思います☺️
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。